冷却水の適正な温度と流量

障害のない常温水冷却を実現
--二次冷却システムによる生産性の向上--

 クーリングタワーの冷却水をそのまま冷却回路に使用すると、腐食(錆)やスケール・スライムといった障害が発生し、冷却効率や製品精度の低下、配管や機器の損壊を引き起こします。
 二次冷却システムは、クーリングタワー水(一次冷却水)と機械側冷却水(二次冷却水)を分離し、 障害の原因となる酸素や不純物質を機械側の冷却水から大幅に減少させることによって、障害の発生を防止します。
 世界中どこでも、どんな水質の場所でも、同じ水質の冷却水を得ることができるのです。

具体的な計測数値で検証
--ダイキャスト成形A社による導入例--

 二次冷却システム導入前では、5,000ショット後(定期メンテ期限)の金型表面温度は、最大100℃も上昇しています(【Fig-03】)。配管にスケールが堆積したことにより、 回路によっては流量が30%減少していました(【Fig-04】)。冷却効果が変動し、品質の悪化を招く結果となっていました。
 二次冷却システムを簡単に実現するUWT Cooling Unitを導入し、 脱酸素処理による溶存酸素の低減・純水補給による不純成分の除去・機械側冷却水の閉回路化による成分濃縮の防止が図られました。
 水質は劇的に改善され、冷却回路の閉塞がなくなり、金型のかじり・製品への異物の付着が減少。また、5,000ショット後の金型表面の温度上昇も大きく抑制されました(【Fig-05,06】)。 これらの改善により、生産が安定し、不良率の約3%低減が実現しました。

ダイキャスト成形における二次冷却システム

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【Fig-03 金型表面温度の変化】

【Fig-04 冷却回路ごとの流量の変化】

【Fig-05 二次冷却システム導入後の改善状況】
左より水質・金型トラブル回数・金型表面温度上昇の導入前後の比較

【Fig-06 冷却回路のスケールの比較】

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冷却水系の障害
二次冷却システム
省エネルギー
脱酸素による防錆
逆浸透膜による高度浄化水
難削材の研削
冷却水量の測定
冷却水の適正な温度と流量
UWT Cooling Unit (二次冷却システム)
O2-Free Air (冷却水系用脱酸素防錆装置)
RO-Water 800 (工業用純水製造装置)
Nitrogen Separator (窒素ガス発生装置)
O-N Separator (コンパクト窒素ガス発生装置)
Airy Touch (難削材研磨補助装置)
One by One Cooler (コンパクト冷却装置)
Plas Humid (湿度コントローラ)
Crean-Saving Air (クリーン・省エネコンプレッサ)
AD Feeder HSF-1 (適量樹脂供給装置)
Best FR (最適流量コントローラ)
MQ Clamp (マルチクイッククランプ)
SK6060H (冷却水系用防錆剤)
Tralfam Water (トラルファム・ウォータ)
Tralfam Therm Oil (トラルファム・サーモオイル)
Tralfam Tab (トラルファム・タブ)
Annealer (ナイロン樹脂用吸水処理剤)